メディア露出、PR活動のサポートは誰に頼めばいい?
メディアに出るためには、メディアへの売り込み活動が必要です。そうした活動に割けるリソースが充分にない場合、社外のリソースを活用することは可能なのでしょうか。今回は、PR活動をサポートしてほしい場合、どんなところに頼むことができるのかを紹介します。
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PR会社
特徴
・大手を始め、多様なメディアとのつながりがある
・ベテランから新人までいるので、担当による差がある
・契約金額が100万円代〜と高い。
企業に代わって、メディアリレーションを専門に行っているのが、PR会社です。メディアに企業や商品を売り込むことにかけてはプロですので、どのようにアプローチしたらいいのかというノウハウも豊富ですし、どこをアピールしていけばいいのか、どういう露出の仕方をすると事業に貢献できるのかといった戦略までアドバイスしてもらえます。「事務局」として、全ての問い合わせやメディア対応を引き受けてもらうことも可能です。
ただし、誰が担当するかを指名できないため、新入社員が担当する可能性もあります。また、一般的には大企業を相手にしており、中小企業には手の届きにくい価格設定となっています。
PRコンサルタント・フリーPR
特徴
・特定の業界やジャンルを強みとした人を指名できる
・探すのが難しい
PR会社や事業会社、報道関係の企業での経験を生かし、独立され方がPRコンサルタントやフリーPRとして、活躍されている個人や企業があります。アパレルに強い、美容に特化している、女性向けのPRが得意、メディア出身で報道側の事情がよく分かっているなど、何かしらの強みがあることが多いです。
PR会社とは異なり、そうした強みを持った方を直接、指名できるのがメリットです。
フリーランスで活動している方は、どこかの団体に所属している訳ではないため、自社にあった方を見つけだすのが難しいというデメリットがあります。
リリース配信会社
特徴
・基本的にサービス内容はプレスリリース配信のみ
・配信システムの利用だけなら、3万円代〜利用可能
・ただ配信しているだけでは埋もれる可能性も大きい
プレスリリースの配信をしてくれる企業です。FAXやメールで、提携しているメディアへ通知してくれる他、Webにも掲載してくれます。配信会社と契約しているメディアでは、公開したリリースがそのまま記事として転載されることもあります。
配信結果を分析できたり、原稿作成を代行してくれたりといった周辺サービスはありますが、基本的にプレスリリースにまつわるサービスが中心です。
システムの利用自体は数万円から可能なので、始めやすいでしょう。その代わり、多くの企業が利用していますので、切り口や表現を工夫しないと、埋もれてしまう可能性もあります。
クラウドソーシング
特徴
・戦略というよりは、作業を依頼する形
・人材の見極めが難しい
プレスリリース原稿の作成のような定型化できる作業だけを外注することもできます。
そのような依頼を受けてくれるのは、クラウドソーシングに登録している広報関係のクラウドワーカーです。必要な時、必要な量だけ外注すれば良いため、これもコストを抑えて始めることができます。
本人の書いたプロフィールだけでは、信頼できる人材なのかを見極めるのが難しいというデメリットがあります。過去の実績や取引相手の評価なども参考にしつつ、まずは試しに1回頼んでみるというのが堅実なところでしょう。
以上4つ、PR活動をサポートしてくれる会社を紹介しました。
まとめると、
PR方針から総合的に相談したい場合はPR会社やPRコンサルタント
リリースのみであればリリース配信会社
定型作業の外注であればクラウドソーシング
という使い分けです。
自社のニーズに合わせて、適したパートナーをご検討ください。
広報を社外で頼む場合には、不足しているスキルやノウハウ、人材を活用できる他、自社にはない視点が得られるなどのメリットもあります。小さい会社のための広報支援サービスでは、PR活動のサポートもしています(サービス内容はこちら)。PRでお悩みの方、アウトソースをご検討中の方はどうぞ、お気軽にご相談ください。