広報って、何をする人のこと? 広報支援って、何してくれるの?
何の仕事をしているのか、というのは意外と説明が難しいものだと思います。
「広報って、どんなことをしているの?」というのも素朴な疑問ですが、意外と答えにくい質問です。
PR、広告、マーケティング、ブランディング、メディアリレーション、プロモーション、販売促進……。最近では採用広報というのもよく聞きます。
同じように「広報」と言っていても、どこまでを広報の仕事と捉えるかは人それぞれ。会社によって、広報が担当する範囲は違います。
そこで、「小さな会社のためのオーダーメイド広報支援サービス」でいう「広報」とは何なのか、を最初にお伝えしておこうと思います。
このサービスで支援する「広報」とは?
その商品やサービスと合っていそうな人に
商品やサービスの良さを知ってもらうこと
そして、いいなと思ってくれた人といい関係を保つこと
そのためにできることはすべて広報だと考えています。
どんな人に合うかを考えるために一般の人の意識や行動をリサーチするのも、
広く知ってもらうために広告を出したり、メディアにアプローチしたりするのも、詳しく知ってもらうためにイベントを企画したり、紹介冊子をつくったりするのも、検索してくれた人にどんな情報を提供したらいいかを考えるのも、全部です。
反対に、その商品やサービスと関係のない人にまで宣伝することや、分かる人にだけ分かればいいと何が良いのかを説明しないこと、問い合わせや検討、購入してくれた人へのフォローをせず、放置することなどは、仮に広報的な作業をしているとしても、広報にはならないのではないかと思います。
良いと言われているPR手法や流行している広報戦略が必ずしも、その会社やサービスにとって合っているとは限りません。
どうやったら知ってもらえるか、いいと思ってもらえるかを一つひとつの商品やサービスについて考え、実際に伝えてみる。その結果、返ってきた反応によって、伝え方を工夫していく。
そんなアクションを一緒に進めていきたいと考えています。
具体的に広報って何するの?
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会のPR活動ガイドラインを参考に、私の理解している言葉でまとめてみました。
(1)Earned media(アーンドメディア)
新聞や雑誌、ラジオやWebメディアなどで取り上げてもらえるように、メディアキャラバンをしたり、プレスリリースを配信したりする。
必ず載るとは限らないし、どんな形で載るか分からないけれども、マスメディアとのつながりをつくって、取り上げてもらえる確率を高める。
(2)Paid media (ペイドメディア)
知ってもらう機会を広げるために、適したスペースに広告を出したり、イベントに協賛したりする。
広告コンテンツをつくるコストや広告枠を買うための費用はかかるけれども、確実に知らなかった人に知ってもらえる。
(3)Owned media (オウンドメディア)
伝えたいことをより深く伝えるために、自社のWebメディアや広報誌、SNSの自社アカウントなどをつくる。
メディアを維持するための費用はかかるけれども、自社が意図した通りのコミュニケーションができる。
(4)Shared media (シェアドメディア)
一方的に伝えるのではなく、ソーシャルメディアやブログを通じて、情報共有をしたり、他の人の投稿にリアクションしたりしながら、頭の片隅に置いてもらえる存在になる。
継続的に発信するためのマンパワーはかかるけれども、基本的に無料または低コストで始められ、ダイレクトにコミュニケーションがとれる。
実務的な作業はイメージいただけたでしょうか?
とても幅広いですが、これらの方法のなかから、今どのぐらい知ってもらっているかなどの状況やどういったところをもっと知ってほしいかなどの希望に合わせて、できるところを探っていきましょう。